And maddest of all...

さよならの先で、また。

花言葉

大切にすると決めた途端、掌の中のガラス玉は砕け散った

急上昇する体温を感じながら必死に集めた破片は

当たり前だけどさっきまで撫でていた球体とは違うモノだった

 

透明な欠片を無表情でゴミ箱に投げ入れた私は

ガラス玉よりも眩しい光に包まれた

 

光を反射する涙は

乾いても乾かなくてもいい

 

 

さよなら、花言葉たち